• ホーム
  • 当院の特徴
  • 医院案内
  • ご挨拶
  • アクセスマップ
歯周病

「痛くない」「楽になる」その近道とは?

アクセスマップ

清瀬駅より徒歩8分
スーパーオザム隣接

詳しくはこちら

歯周病

インプラント

スタッフ募集

歯周病とは

歯垢(プラーク)中の細菌が歯ぐきに感染して始まります。やがて、歯のまわりの骨などが失われていく病気です。

歯周病は虫歯のような歯の病気ではありません。
歯を建物に見立てると、地盤に相当する部分が無くなっていく病気です。

軽度の歯周病では自覚症状がほとんどなく、気づかないことが多いです。進行にともない、歯の揺れ、歯肉の腫れなどを自覚するようになります。

日本人の成人の約80%が歯周病にかかっているといわれています。「私は虫歯がないから大丈夫」という状態の人は歯科医院にかかる機会が少ないので発見が遅れる場合があるので要注意です。

歯周病は進行状況によって、歯肉炎→歯周炎の2つに大別されます。

歯肉炎とは

歯周病の初期段階で、歯ぐきが腫れただけの状態です。
炎症は歯肉にとどまり、骨やその周囲組織(歯根膜・セメント質)には、まだ問題が起きていません。

歯肉炎の種類は以下のとおりです。

1.プラーク性歯肉炎 歯垢(つまり細菌)が増えて歯肉に感染した状態
多く見られるタイプの歯肉炎
2.全身因子関連歯肉炎 歯が生える時や、妊娠・ホルモンなどが関わる
3.栄養障害関連歯肉炎 ビタミンCの不足などによるもの

日本歯周病学会による歯周病分類システム(2006)

健康な歯周組織と歯肉炎との比較

健康な歯周組織 歯肉炎
健康な歯周組織です。歯肉はひきしまり、歯根に付着しています。 歯垢がたまり、細菌感染を起こして歯肉が腫れています。
このページの先頭へ

歯周炎とは

細菌感染が歯ぐきの深い部分に進み、骨などの周囲組織まで壊れてしまった状態です。

  • 歯肉が破壊され、歯周ポケットが出来ます。
  • 歯根(セメント質)に細菌感染がおよび、歯槽骨が溶けはじめます。
  • 歯の揺れや出血が目立つようになり、歯肉を押すと膿が出ることもあります。
  • 急に歯ぐきが腫れるときがあります。
  • 口臭が強くなります。

歯周炎を大まかに分類すると以下のとおりです。

1.慢性歯周炎 中高年で多く見られる歯周炎 成人性歯周炎のこと
2.侵襲性歯周炎 30歳以下の人に見られる特殊な歯周炎 進行が早い
3.遺伝疾患にともなう歯周炎

日本歯周病学会による歯周病分類システム(2006)

健康な歯周組織と歯肉炎との比較

歯肉への細菌感染が続くと歯肉が損傷され歯周ポケットが出来ます。歯周炎のはじまりです。 深い部分に細菌感染がおよぶと骨が破壊された状態になります。歯の揺れが目立つようになります。

歯周病の診査

まずはお口の状態をよく把握してから治療計画を考えます。

当院の歯周病診査

  • レントゲン写真撮影  骨の状態を見ます
  • 歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)の深さを診査
  • 歯肉の出血・排膿のチェック  炎症の程度を見ます
  • 歯の動揺度の診査 歯の揺れを見ます
  • 口腔内写真  歯肉の性質などを見ます
  • お口の型どりと模型作製 歯並びとかみ合わせのチェックをします
  • 歯磨きの状態チェック

必要に応じた診査を行った後に治療計画をご説明いたします。ご一緒に計画を練り、ご納得いただけたら治療のスタートです。

このページの先頭へ

歯周病の治療

大切なことは、細菌とリスク因子の除去です。

すべての病気は原因除去が治療内容のメインになります。歯周病治療における原因除去とは、ずばり細菌を除去することです。さらに歯周病を悪化させるリスク因子の除去を同時に行うことが大事です。

ここでは歯周病治療の方法を記します。

1.歯ブラシ

増殖を続ける細菌に対処するには適切なブラッシングを行うしか方法がありません。ブラッシングの練習をして、歯と歯肉の間や歯と歯の間など細かい部分の清掃をしていただきます。

2.リスク因子の除去

喫煙やかみ合わせの問題は歯周病の進行を早めてしまいます。これらの因子を伴う患者様には、リスクをなくすように必要に応じたご指導や治療をさせていただきます。

  • 禁煙指導
    たばこの煙に含まれるニコチンは歯肉の免疫力を下げ、治癒を妨げます。少しずつでも喫煙本数を減らしていくことが望ましいです。
  • マウスピースの使用
    夜間の歯ぎしりや食いしばりは、歯や周りの支持組織に大きな負担をかけます。マウスピースを使用することで歯や骨にかかる過剰な負担をやわらげます。
  • 矯正治療
    歯並びが乱れていると、歯磨きや歯石除去がうまく出来ないことがあります。また、突出した歯があると、その歯に咬む力が集中し大きな負担をかけます。このように歯並びの乱れが歯周病を悪化させたり治療を難しくすることがあります。
    矯正治療をして歯並びを整えると、歯磨きや歯石除去ができるようになり、すべての歯に咬み合わせの力を均等に分散させることが出来ます。したがって歯肉や骨の改善を助けることになります。
術前 術後
歯が等間隔で並んでいないので食べ物がはさまったり、歯ブラシが入りづらい状況でした 歯の移動が完了したところです。ブラッシングが簡単になりました

3.歯石の除去 - 歯肉縁下(歯肉の下)の細菌の除去

ここからは患者様が歯ブラシで除去できない部分の清掃です。麻酔をして歯周ポケット内部(歯肉の下)に隠れた歯石や細菌など感染源の除去を行います。

歯石の除去をした後で歯肉の検査を行い、歯周ポケットの状態を確認します。ここで十分な改善が認められたら、歯周病の治療はおしまいです。

歯石除去前 歯石除去後
歯石除去前 歯石除去後
歯肉の腫れがひろがり膿が出ているところもあります 歯石を除去するだけで歯肉の炎症がなくなりきれいになりました

4.歯周組織再生療法・再建治療

歯石除去だけで十分な改善が見られない場合、人工骨や歯周組織再生誘導材料などを使用して骨を再生する治療も行います。

また、すでに何本かの歯を失っており、治療して残した歯だけでは本数が足りない場合があります。こういった場合は、インプラントを入れることで残した歯の負担を軽減して良く咬めるように出来ます。

歯周組織再生療法

歯周病で損なわれた骨組織の再生治療も行っています。左下の奥歯に対して再生療法を行ったケースです。

奥歯の周りの骨が壊れて消失していましたが、6ヶ月後には回復してきています

このページの先頭へ